東京モデルルーム

ごく一般的な中年会社社員による当たり障りのないブログ

シン・ゴジラはいいぞ

7月29日(木)の公開以来、各所で話題になっているシン・ゴジラ。昨日渋谷で見てきました。

賛否両論分かれているようですが、私は賛、圧倒的に賛です。

会社でも見た人がチラホラいまして、話をしていたのですが、概ね賛成派が多かったですね。皆様や皆様の周りはどうでしょうか?

ネット上の感想をサーっと見回してみると、58点の方もいれば、5億点の方もいて、様々な意見、考察が溢れていて楽しい限りです。

ネットに感想を書いている方の傾向は、ざっくりと分けてみると、①映画そのものに造詣が深い、②昔からのゴジラファン、③庵野監督やエヴァに思い入れがある、④熱線萌えという4つに分かれるように見えます。

私の立場は④です!

何がよかったのか

ここからネタバレします。もう、今は右を見ても左を見てもネタバレなので、ね、そこんとこは察してくだせえ。

正直、僕は公開前に相当数のネタバレレビューを見ましたが、全く意味がわかりませんでした。石原さとみルー大柴とか言われても想像できなかったわ。

こうしてまた1つネット上にしょうもない駄文が・・・と自己嫌悪になることもしばしばですが、それでも書きたい。そう思わせる魅力がシン・ゴジラにはあるのです!!

ちゃんと恐怖を感じられる謎の巨大生物

最初に巨大生物の姿が出たとき、正直気持ち悪くて目をそらしました。その姿形の得体の知れなさと、東日本大震災でテレビを通して見た津波の押し寄せる風景とリンクする崩壊の場面・・・。

しっかりと怖かったです。

いきなりとんでもないもの見させられちゃったな、これは確かにヤバイ映画なんだな、とのっけから感じました。

しっかりもどかしい政府

謎の生物登場で、緊急事態に対応するために政府があーだこーだやるんですが、しっかりもどかしい。

多分、実際はもっと面倒くさいプロセスや無駄なことがあって、色々なことが決まっていくんだと思います。

現実世界でも抱く政府に対する感情が映画を通してリアルに湧き出てきました。甘利さんにすげー似てると話題の人はやっぱり似てましたねー。これから政府をテーマにしたドラマや映画に出まくるんじゃないでしょうか?

あ、あ、ゴジラが、ゴジラが炎・・・ってか巨神兵のあれを!

いよいよ謎の生物が進化してゴジラになった!そして神奈川から東京へ。

ここで我らが自衛隊の出番!ヘリ、戦車総動員でぶっぱなしまくるのです!

この映像がまた・・・!

多摩川にびっちり戦車とかヤバイですよ。ちょっとナウシカ王蟲の群れが固まっている映像とリンクする部分がありました。

自衛隊の善戦むなしく、ゴジラの侵入を東京に許すことになってしまいます。窮地に追いやられた日本政府はアメリカに救援を頼むんですね。

ここで米軍の攻撃によって、ゴジラの怒りが頂点に達します。

 

あ、あ、あああ・・・

 

あんなにも悲しくて美しいアレのシーンは見たことがなかった。

自分が今まで映画で見て一番感動したシーンは、聖闘士星矢のアニメでゴールドクロスを纏った星矢が弓矢を打って、リンゴを射止めて、お嬢様の首筋ちょっとの所で止まったシーンだったので、まさか超える場面を見ることになるとは。

 

炎につつまれる東京に浮かぶゴジラのシルエット・・・

もうこれで満足です!抱いてください!

正直、それくらい身震い。カタルシスっていうよりオルガスムを迎え、あとは賢者タイムでした。

何があっても許せるし、下手な刺激はいらない。

最高のエンターテインメント

同じ映画を何回も見るっていう経験はあまりないのですが、シン・ゴジラに関してはもう何回か行きたいなーと思ってます。

色々と考え、制作者の意図を組みとっていく。楽しい作業ですし、そう思わせる作品は少ないです。

一方で特に考えずに楽しめる。それも素晴らしいことでしょう。

なんにせよ、人に刺激を与えて楽しませてくれるものがエンターテインメントでしょうし、かなり広い層にはまったシン・ゴジラは最高のエンターテインメントと言って過言ではない!

特に、あまり思慮深くない皆様!あのシーン見るだけでも必見、おすすめです!